私は、平成17年7月に、二世会員第一号としてロータリークラブが何を行っているかもあまり理解せずに入会しました。よく、養父より色々な会員さんがおられるので、「大変勉強になる」と言う事だけを聞き入会しました。それまでは、仕事関係の会等には多数出席していましたが、同業や利害関係のある方ばかりで、表面上のお付き合いで終わっていました。ところが、初めてクラブ例会に出席した折、大先輩の方々から声をかけられ、何かほっとした事を覚えています。入会14年が経過しますが、仕事では経験出来ない、つらい事・楽しい事を色々とクラブで経験させて頂ました。退会したいと思った事もありますが、この京都西北ロータリークラブの皆さんの顔が浮かんで来ると、頑張ろうと言う気が起こってくるのは不思議な事です。
さて、本年5月1日に新元号に変わり新たなスタートの年になります。そのような年度に会長を仰せつかり、これは当クラブも原点に戻り、新たなスタートをせよとのお告げかなと、勝手に理解しています。
そこで、本年度の会長テーマとしては、1905年の信頼出来る友人3名でスタートしましたロータリークラブの原点に戻り「信頼と友情」にしたいと思います。会社に於きましても社員には常に「信頼される人間」になるように指導しています。自分が物を買う立場になれば解りますが、信頼出来ない者からは絶対に買いませんし、相談もしません。最近は複雑な詐欺事件が増えていますし、一度も顔を見ずに全てメール等で用事を済ましてしまう時代です。普段から顔を合わせ、よく解っている方ならメールで要件を済ますのも解りますが、メールで信頼が出来る事は絶対に無いと確信しています。その点ロータリークラブでは、信頼出来る会員の紹介での入会ですので、新入会員の方も信頼出来る友人として、すぐにお付き合い出来ます。週1回例会で顔を合わせ、全員協力での奉仕活動等を行っておれば、なお一層信頼が増し、その中で育った友情は他では得られないものと思います。
また、サブテーマとして、全員参加の「身の丈奉仕・身の丈親睦」を、スローガンにし、この京都西北ロータリークラブが10年、20年と継続しているクラブになるように、1年間努力するつもりですので、ご指導、ご協力を宜しくお願い致します。